4月30日 大学生くらいの女の子が「大正時代のレモンについて探している」とカウンターへ来る。
どうして、そのようなことが知りたいのかは疑問であるけれど、とにかくレモンが大正時代に
どのように存在していたのか知りたいそうだ。
大正時代、レモンと聞くと梶井基次郎の『檸檬』がとっさに思い浮かぶ(単純)、主人公がレモンを
爆弾に見立てて丸善に置いてくるくらいなのだから、レモンは大正時代すでに、庶民が手に入れられる
果物として存在はしていたのだろう。
『近代日本食物史』の大正時代の果物のページなど、383辺りの本を見てもらうが載っていない。
そこで、ベテラン職員が「大正時代の辞典から見たらどうやろう。それに載っていたらそれが、
大正時代のレモンではないか」と出してくれたいくつの大正時代に出版された数冊の本が、ビンゴ!
利用者もカウンター職員もしばし「おおーっ!」と興奮したのでした。
それにしても、これらの本は面白い!利用者が複写を済ませて返してくれたその本を忙しいカウンター
の合間に見ていたら、なんとも乙女心をくすぐるような文章でいっぱいなのだ。
著者の死後50年以上経っている2冊をご紹介します。(画像をクリックするとPDFファイルにリンク)